ETCカードには個人情報が記載されています。
車載器には車の情報だけが登録されています。
車載器がなくてもETCカードの利用は可能ですが、それはどういうことなのか説明してみます。
■ICチップが埋め込まれた情報交信カード。
ETCカードにはICチップが埋め込まれていて、利用者の情報が記載されています。
これはETCカードを作る際に入力されるものです。
一方で車載器には車の情報だけが登録されています。
これらの情報によって、高速道路のETC専用ゲートを通過した際、利用者の情報や使用記録が無神で送信されるようになっています。
ETCカードには高速道路専用のパーソナルカードと呼ばれるものと、ショッピングカードと一緒になった一体型カードの2種類があり、どちらを選ぶかは利用者の自由です。
■ETCカードだけを先につくっても利用は可能。
車載器には車の情報しか記載されないので、ETCカードだけを先につくっても問題ありません。
たとえばそのETCカードで友人の車に乗り、友人の車の車載器にカードを差し込んで使っても利用できます。
その場合、請求(高速道路利用料金)はETCカードの持ち主になされます。
また車載器がない車に乗って、ETC専用カードだけを使うこともできます。
ここでいう専用カードとはNEXCO東日本や中日本、西日本が発行するETCコーポレートカードなどです。
クレジット機能付きの一体型ETCカードではありません。
一般の高速道路料金所のレーンに入り、料金所でETCカードを提示してください。
■ETC専用カードだけで料金所を利用する場合、各種のETC割引は使用できません。
割引を利用するには車載器が必要になります。
ETCカードは、ETCによる無線通行を前提として作られていますので、車載器を通さずに料金所で提示しただけでは、利用者の情報が自動発信されません。
割引利用を目的とする場合は、車載器を通す必要があります。
ETCカード割引とは、平日割引、休日割引、深夜割引などです。